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地震が起こったとき、自分はどこで何をしているか。
これはその後の明暗を分けることになるかもしれません。


人間はどうしても悪い方へ考える傾向があるようなので(超ポジティブ志向の方は例外として)、もし一人でエレベーターに閉じ込められたら、と考えただけで(閉所恐怖症なので)ドキドキしてしまいます。


でも、もし家にいて入浴中に巨大地震に遭遇したら?
最大のパニックに陥るかもしれません。


入浴中に地震にあったら、あなたならどういう対処法が考えられますか?


防災の講習会参加者や震災の体験者、いろいろな方の意見をまとめてみました。参考にしていただけたらうれしいです。

入浴中に地震!まずどう動くか?

バスタブに入っているときにしろ体を洗っているときにしろ、全裸ですので何しろ無防備です。そんな時に大きな地震にあったら、まず体を守ること。


特に危ないものは窓ガラスや鏡など割れやすいもの。その破片から身を守るためには洗面器やお風呂のフタなどをかぶり落下物から身を守ること。


次にお風呂場のドアを開けておく。
お風呂場は滑りやすいので必ずしゃがむか座り込む。
多分大きな揺れだったらへたり込むかもしれませんが、身は低くして転倒を避けます。


最初の揺れが治まったら床に危険なものが落ちていないか確認し、火災が起きないようにガスや電気を止める。


ここで問題なのは、避難することを優先するので服を着るのは二の次と考えるということです。


女性の方は特に抵抗があると思いますが、次の揺れが起こる前にまず避難することを主張する方が多いです。そのときはバスタオルなどを巻いて着替えを持ち、外に出ること。バスローブなど羽織れるものがあると心強いですね。


バスローブもフードつきなどの方が防寒にもなるので重宝します。子供用もありますので、普段からお風呂場に常備しておくことも考えてみてください

逃げるときは、靴だけはしっかりしたものを履くことがポイントです。(露出の多いサンダルなどではなく)


ただ、震度4や5弱くらいなら体を拭いて着替えるくらいの余裕はありそうです。


これは先日防災館で実際に体験したことなのですが、震度7の直下型の想定で体験した揺れでは、揺れた途端にテーブルの下に体の半分は入れたものの、揺れが止まるまでしゃがんだ自分の身体が倒れないように踏ん張るだけで精一杯でした。


残りの身体をテーブルの下に入れることができないまま体験は終了してしまいました。


これがお風呂場で起きたらと思うと、しゃがんでも自分の体を支えるだけになりそうです。瞬間的に洗面器やお風呂のフタをかぶったりできるものかどうか自信がありません。


ただ逃げるために必要なのは履物です。最悪、体に着るものがなくても後で身につけることはできますが、逃げるときに靴を履いていないのでは逃げ切ることができません。


普段家でスリッパなどを履く習慣がない人でも、家の中のものが散乱したときのことを考えて、スリッパを用意しておくのは大事なことです。足を守りましょう。

お風呂場での危険性とは?

お風呂場は倒壊物が少ないので、部屋にいてタンスや本棚が倒れてくる、というような心配はありません。


気を付けるのは、普段からガラス製品などは置かないようにすること。


建築関係の方の意見では、トイレと風呂場は構造上狭くて強度があるので安全だということです。ただ、出口の確保だけはしっかりするようにとのこと。


実際に入浴中に震度6を経験した方は、すぐ停電になり暗い中、閉じ込められる恐怖でお風呂場を脱出したということでした。翌日は身体中にあざがあったようです。ユニットバスは飛び出た状態。

日頃から入浴時間を短くする?

3.11以来、地震が起こったときに入浴中だったらと想定する方は多いようですね。そのため、中にはシャンプーとリンスを「リンスインシャンプー」にしたり、髪を短くしたり(シャンプーが簡単にできるように)工夫されている人もいます。


小さい子供さんをお風呂に入れるのに、一緒に入るのではなく、自分は服を脱がずに子供を先に入浴させ、子どもをお風呂から出して着替えさせてから自分が入るようにするという方もいます。


二人同時に無防備な状態で地震に合わないための対処法ということなのでしょう。

まとめ

トイレにいるときより入浴中のときの方が地震にあったときパニックになると思います。なにしろ無防備ですからね。


実際に入浴中に3.11のあとの大きな余震に見舞われた方が、バスタブにしがみついて揺れが収まるのを必死で待つしかなかったと言っています。


想像すれば悪い状態がいくらでも思いつきますが、経験者の話を聞いたり、読んだりすることで、地震に関する知識を増やすことは大切なことだと思います。


知識が増えれば対処法も浮かびます。知恵も浮かびます。


想像力を働かせて、可能性を考える訓練をすることも必要かもしれません。


例えば、地下鉄を利用しているときに、今ここで大きな地震にあったらどこへ逃げたらいいんだろうか、と避難経路を確認したりすることを習慣的にするようになれば、いざというときに落ち着いて行動することができるかもしれません。