912a4bcaace0fd329ca78a06c3f8388f_s


だいぶ前のことになりますが、テレビの報道番組で、災害時に断水してトイレが使えなくなった時、マンホールのふたを外してトイレに使うことができる、という説明をしているところを見たことがありました。


そのときは、すごい発想!と思っただけでしたけど、実際に具体化され、すでに設置されているところが多いのですね。


“防災公園”と言われるところには、そういう設備を配しているところがあるということです。日本の防災は進化していますね?!

“防災公園”って何のこと?

災害時に避難する避難場所として、公園や学校の校庭などがあるということは知っていますが、“防災公園”という名称は今回初めて知りました。


実は、“防災公園”という公園は、避難場所であることはもちろん、大規模な救出・救助ができる拠点、ヘリコプターが活動できる拠点と指定されている場所のことなんですね。


こういったオープンスペースで災害時の活動拠点となる公園のことを、東京都建設局では“防災公園”と呼んでいます。


基本的には、自衛隊や警察、消防などが救出救助活動のためベースキャンプとして活動する公園のことです。


防災公園には、吸水や電気などのインフラが寸断された場合でも使用できる災害対応のトイレが用意されています。「マンホール」を利用したトイレで、いざというときはマンホールのふたを外してトイレを設置し、テントを張って利用できるようになっています。


080bcfd13fe1b732dce1a96003bd780a_s


ほかにも「かまどベンチ」というものがあります。普段はベンチとして利用して、座る部分を外すと「かまど」として炊き出しなどをすることができるようになっています。


停電時でもソーラー発電で照灯することができる公園灯は、避難場所の目印にもなりますし、断水のときに手動でくみ上げる水道ポンプ、防火水槽(地中に埋め込まれた水槽で火災時に使用)なども設置されています。


ppo_kouennokudarikaidan_tp_v

避難場所の種類とは?

住んでいる地域によっては「防災公園」という呼び方を特にしていないところもあると思います。でも、いざというときに避難できる場所の確認は不可欠です。


あなたの住まいの近くに公園はいくつくらいありますか?広さは?

小学校や中学校はありますか?

災害時、避難する場所にもいくつか種類があります。

避難所:自宅が住めない状態になり行き場がなくなってしまった場合に、一時的に受け入れる場所。

避難場所:地震時に発生する火災、その他の危険から避難者の生命を保護するために必要な広さのある大きな公園やオープンスペースのこと。

一次集合場所:避難場所へ避難する前に様子を見る一時的な集合場所のこと。主に学校のグラウンドや近くの公園。

一時滞在施設:外出先で被災して帰宅できなくなった人のための一時的な滞在場所。都内では200ヶ所が指定されています。

広域避難場所:人口が集中している地域において、大規模火災などから一時的に逃れるための避難場所。

福祉避難所:避難所での生活が困難とされる高齢者や障害者など、特別な配慮が必要とされる避難者のための施設。介護する家族も一緒に避難できます。

居住地域内の危険度を確認する

自分の住んでいる地域を知るということが、災害を想定した場合一番大事なことかもしれません。


家の周りの地形や地質、水深や崖の有無など、休日や時間のある時にゆっくり、できたら地図を見ながら歩いてみることも有効ですね。


市町村などで発表しているハザードマップを手に入れて、居住区域の浸水や土砂災害、液状化の危険性がないか前もって確認しておきましょう。


過去の災害史を知ることも、防災意識を高めるためには有効ですね。自分の住んでいる環境によって対策はそれぞれ違います。まず自分の地域のことをよく知ること。その意識が大切です。

まとめ

先日、地域で行われた防災に関するセミナーで、自身が現在住んでいる地域で、過去に津波による浸水が広範囲であったことを知りました。


まさか、海からかなり離れていると思っていたのに、過去にそんな事実があったなんて。。
話を聞いて、思わずハザードマップを確認してしまいました。


地震、水害などの過去の災害史を学ぶことも大切ですね。そういう過去を経て現在があるということを考えると、災害史も郷土史なのだとあらためて認識することができました。